加瀬 孝宏 (オーボエ)
Takahiro Kase, Oboe
プロフィール
1973年千葉県生まれ。15歳よりオーボエを始める。千葉県立幕張西高等学校(現・幕張総合高校)音楽コースを経て、1991年国立音楽大学に入学。1995年同大学を卒業後渡欧。1996年ジュネーヴ音楽院高等課程に入学。
1998年同音楽院を1等賞とアンリ・ブロリエ特別賞を得て修了。1998年Sinfonietta de Lausanneの客演首席奏者を務め、翌年帰国と同時に大阪フィルハーモニー交響楽団の第一オーボエ奏者に就任。2006年に東京フィルハーモニー交響楽団に首席奏者として移籍、現在に至る。
2000年「国際オーボエコンクール・東京(現・軽井沢)」に日本人として4大会(12年)ぶりに入賞及び日本航空賞を受賞。2002年「第27回トゥーロン国際コンクール」においてオーボエ部門の日本人として初のヴァロワ・ド・パリ特別賞
(実質4位に相当)を受賞。同じ年に「第19回日本管打楽器コンクール」第1位。受賞者演奏会にて東京交響楽団とモーツァルトのオーボエ協奏曲を協演。2003年にはNHK-FMリサイタルに出演。2004年国立音楽大学のオーケストラとR.シュトラウスの協奏曲を協演。2006年「サイトウ・キネン・フェスティバル」にソリストとして出演。武満徹作曲「ディスタンス」はNHKにて全国放送された。2009年韓国・水原にてマスタークラスを行う。
2010年「第79回日本音楽コンクール」の審査員を務める。2012年には初のソロCD「Chansonette シャンソネット~20世紀のオーボエ作品集」をリリース。
木管三重奏団「トリオ・レスペランス」メンバー、「なにわ《オーケストラル》ウィンズ」オーボエ奏者。
また、洗足学園音楽大学の非常勤講師を務める。
これまでにオーボエを似鳥健彦、故・丸山盛三、モーリス・ブルグ、ローラン・ペルヌーの各氏に師事。現代音楽をジャン=ジャック・バレ氏に師事。
リンク